2010年 01月 16日
あなたと共に逝きましょう
服飾文化の大学講師である主人公の夫が、心臓大動脈瘤を抱えていることがわかる。それも直径6センチ余り、きわめて危険な大きさだった。4.5センチを超えるといつ破裂するかわからない。破裂すれば即死である。即刻手術が必要であるが、夫は手術を恐れて、予約をとろうとしない。手術をしないでなおせないものかと、民間療法やら、温泉の岩盤浴を試す。信州に焼野温泉というところがあって、ここの岩盤浴はあらゆる病気に効くということを、初めて知った。主人公は胸に爆弾をかかえた夫と、2週間の岩盤浴に付き合う。食事は玄米菜食、それも100回噛んで食べるとよい。夫はそれも忠実に行った。その結果、検査で5ミリではあったが、瘤が縮んでいた。医者は首をかしげたが、危険であることには変わりない。医者に叱られて結局手術に踏み切る。心臓のことや、心臓外科手術がわかりやすく語られて、参考になった。手術の結果は、医者が驚くほど良好で、学会で発表したいと言われる。夫は元気になったが、主人公は何故か釈然としない気持ちに追い込まれる・・・・。このあたり、よくわかる・・・
by babamama_123
| 2010-01-16 12:53
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