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今月の本から

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もし余命ひと月足らずと宣告されたなら、私はどうするだろう。
まだ若い主人公はある日突然難病にかかり、余命ひと月たらず、悪くすれば明日にも死ぬかもしれないと医者に告げられる。呆然として眠れない夜を迎えた主人公の前に悪魔が現れ、悪魔の言うものを世界からすべて無くすことに同意すれば、一日延命してあげようと、言われる。そして、まず携帯電話が消え、主人公は一日生き延びる。・・・・・
なかなか考えさせられる物語でした。
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夏の終わりころ、友人に勧められて、読んでみようとおもったのだったが、図書館にリクエストすれば一年待ちになるだろし、どうしようかと思っていたら、絵画教室のNさんが貸してくださった。
浅田次郎の本は、ずいぶん昔、”ぽっぽや”というのを読んだきりだった。なかなか感動的で、胸にしみるけれど、浪花節調はあまりすきではないので、私にはそれが過剰に思えて、以来読んでいなかった。
一路は幕末の参勤交代の行列を采配する、若きリーダーの物語。
陰謀あり、人情話あり、お笑いあり・・・、息つく暇もないけれど、ちょっとやりすぎじゃないかと思える。けれど、とっても面白く、読みだしたら止まらない。上下をほぼ二日で読み終えた。本を読む時間は夜明け前からの2,3時間なので、このところ寝不足で、ぼーっとしている。後遺症として侍言葉が移ってしまった。
大儀であった。
よきにはからえ・・・

by babamama_123 | 2015-10-13 13:02 | 読む | Comments(0)