2013年 12月 11日 ( 1 )

12月8日は2013年度秋期銅版画講座の最終日だった。年賀状用のイラストを刷ろうと、少し遅れて来ると、教室はほぼ満席になっていた。講座の最終日であるだけではなく、教室最後の日でもあると、名残を惜しむ気持ちもあってのことだろう。
 3時頃、市役所の方が教室に見えて、講師の方々と話し合うため別室に消えた。代替の場所等今後のことの話しなのだろう。結果は何か所か候補を提示されたけれど、条件があわないという報告だった。
 講座が終わったあと、打ち上げ会に東山三条にある中華料理の「東北家」に向かった。それほど広くはないお店なので、私達教室の者達25人が座ると、貸し切り状態になった。乾杯の後講師の中村さんがぽろっとこぼされた、これが今生の別れ・・・、という言葉に胸がチクッと痛む。
 銅版画は10年余り前たまたま機会があって始めたのだった。
島根県で銅版画講座の募集があった。募集人員は20名で、応募者が多い時は抽選になる。当時仕事がらみで島根に行き来していた連れ合いがそれに応募して、見事当たったのだった。あれこれあったけれど、お前が行け、の命令で、私がいくことになった。場所は宍道湖の湖岸に立つ島根県立美術館の一室。全面総ガラス張りの窓のすぐ前に宍道湖の湖面がきらきらひかっていた。季節は晩秋だったか・・・。講座は朝9時半から16時まで、4日間開かれた。美術館から少し歩いたところにあるビジネスホテルに宿泊してまじめに通った。
銅板も道具も紙も講座にかかわる費用の負担はいっさいなく、それは市民税で賄われるという話に、他府県の私は有難さと申し訳なさで胸がいっぱいになった。
  講座はとても楽しく、作品はおもいがけないできばえで、すっかりはまりこんでしまった。がなにせ道具がない。帰ってからはすっかり諦めていた時に、この講座の募集のちらしを確か遊展でみつけたのが教室に通うきっかかけだった。
 それから10年余り、自分もすっかり年老いた。そろそろ引き際なのかな、とも思う。でもこういう形で辞めてしまうのはとっても残念。年をとると、それでなくても否応なくあきらめなければならないことがしぜんと多くなる。夢が一づつ消え、飛ばした風船が天まで届かないうちにパチンとはじけてしまうのをみるのはやっぱりつらい。それに、顔なじみになった教室の皆ともこれが最後と思うとさびしくなる。
 紹興酒とビールにをいつになくたくさん飲んで酔いながら、いろいろな思いがわいては消える。なんとかならないだろうか。老骨でも焼くにたてることはないだろうか・・・
 最後に、先生が言われた。この教室はなくなるけれども、講座をつづけるよう、われわれは努力します、場所も日時も今は未定ですが、その時は是非出席してください。
 帰り際、私とほぼ同年輩のUさんと、やっぱりがんばろうね、からだだけはきをつけて、又会いましょうと、手を握って別れた。
また会う日まで、私ももう少しがんばりましょうか・・・・
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by babamama_123 | 2013-12-11 13:08 | 日々の記録 | Comments(1)