2009年 08月 14日
かぼちゃの種
先月茨城県の妹から送ってもらったカボチャを切ったら、大きな種がたくさんとれた。結構な量なので、捨てるに忍びがたく、洗ってお皿に広げてほしておいた。今朝それをフライパンで煎って、テーブルの上においておいた。朝一番に起きてきた7歳の孫がそれを見つけて、「ばあちゃん、これなに」と聞いた。
「これはかぼちゃの種で、おいしいんだよ。皮をむいて、こうやってたべるんだ」と言っているうちに、ばあちゃんの子供のころの話をするはめになった。
「戦争が終わるころはね、日本には食べるものがなにもなかったんだよ。みんなおなかがすいていた。たべものがなくて病気になったり死んだ人も大勢いたんだよ」
「えーっ、おばあちゃんも?」
「ばあちゃんのとこはね、ひいばあちゃんが、家の裏に畑をかりて、いろんなお野菜を作っていたから、大丈夫だった。カボチャやさつまいも、とまとにきゅうり、なすとかね。カボチャの種はその時食べて覚えていたんだ。サツマイモのつるもたべたよ。それからひまわりの種もね。みんなおいしかった。どう、かぼちゃの種、おいしい?」
「うんおいしい、ゆりかだいすき」
といって、朝ごはんまえに種をつまようじでこそげとってたべる。たちまちテーブルの上は皮のかけらが散らばって、広がってしまった。
by babamama_123
| 2009-08-14 10:48
| 日々の記録
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