あなたと共に逝きましょう

昨年の暮れ近く、爺さんを見舞った帰り、病院の送迎バスが出てしまった直後だったので、ウオーキングを兼ねて歩いて帰ることにした。病院を出て坂を下りたところに西京図書館があるのに気がついて久しぶりに寄って見た。そこで見つけたのが、村田喜代子著「あなたと共に逝きましょう」である。題名にひかれて借りて読むことにした。私にとって、タイムリーな内容で、興味深く、又勉強にもなった。
 服飾文化の大学講師である主人公の夫が、心臓大動脈瘤を抱えていることがわかる。それも直径6センチ余り、きわめて危険な大きさだった。4.5センチを超えるといつ破裂するかわからない。破裂すれば即死である。即刻手術が必要であるが、夫は手術を恐れて、予約をとろうとしない。手術をしないでなおせないものかと、民間療法やら、温泉の岩盤浴を試す。信州に焼野温泉というところがあって、ここの岩盤浴はあらゆる病気に効くということを、初めて知った。主人公は胸に爆弾をかかえた夫と、2週間の岩盤浴に付き合う。食事は玄米菜食、それも100回噛んで食べるとよい。夫はそれも忠実に行った。その結果、検査で5ミリではあったが、瘤が縮んでいた。医者は首をかしげたが、危険であることには変わりない。医者に叱られて結局手術に踏み切る。心臓のことや、心臓外科手術がわかりやすく語られて、参考になった。手術の結果は、医者が驚くほど良好で、学会で発表したいと言われる。夫は元気になったが、主人公は何故か釈然としない気持ちに追い込まれる・・・・。このあたり、よくわかる・・・

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by babamama_123 | 2010-01-16 12:53 | 読む | Comments(0)